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AMR(薬剤耐性)とワンヘルスの理解を深める統計情報サイト

Salmonella Typhi, Salmonella Paratyphi A, Shigella spp.の薬剤耐性状況の調査

概要

腸チフス、パラチフス、細菌性赤痢については、菌分離によって確定診断が行われる。起因菌である腸チフス菌、パラチフスA菌、細菌性赤痢菌については薬剤耐性に関する動向調査は存在しないことから、疫学調査のための通知に基づいて送付される菌株の感受性試験が国立感染研究所において実施されている。細菌性赤痢菌の薬剤耐性に関する情報はGLASSに報告するデータとしても活用されている。

調査方法

疫学調査のための通知(健感発第1009001号、食安監発第1009002号)に基づいて送付される菌株について薬剤感受性試験が実施されている。薬剤感受性試験では、微量液体希釈法(腸チフス菌、パラチフスA菌)、ディスク拡散法(赤痢菌)を用いて、CLSIから示される基準に従って判定が行われた。

今後の展望

腸チフス、パラチフスは抗菌薬治療が必須であり、治療に有効な薬剤を適切に選択するためにも継続的な動向調査の実施が必要である。細菌性赤痢ではキノロン等の一般に使用される薬剤への耐性率が高く、抗菌薬を投与しても再発の可能性があり、国内での感染拡大の可能性もあることから、注意が必要である。