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ヒト由来 Campylobacter spp. の薬剤耐性状況の調査

概要

ヒト由来カンピロバクター属菌の薬剤耐性菌出現状況については、現在、厚生労働科学研究費補助金による食品の安全確保推進研究事業の中で、東京都健康安全研究センターが研究として調査を行っている [5]。

調査方法

2015年に東京都内病院で下痢症患者の糞便から分離されたCampylobacter jejuni 116 株及びCampylobacter coli 8 株を対象に、米国CLSI法に準拠してディスク法で薬剤感受性試験を行った。供試薬剤はテトラサイクリン(TC),ナリジクス酸(NA),シプロフロキサシン(CPFX),ノロフロキサシン(NFLX),オフロキサシン(OFLX),エリスロマイシン(EM)の6 薬剤であった。結果の判定は、阻止円径を測定し、プロトコル [5]の感受性判定表に従って行われた。

今後の展望

Campylobacter jejuni / coliの耐性菌出現状況を広域的に把握するためには、供試薬剤,実施方法、判定基準等を統一して行う必要がある。しかしながら、現在、カンピロバクター薬剤感受性試験に関して統一した方法は示されていない。今後、ヒト由来株のみならず食品や家畜由来についても共通の方法を用いて薬剤感受性試験を実施し、耐性菌出現状況を全国規模で把握している必要がある。