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耐性結核菌の動向調査

概要

結核登録者情報システムはNESIDの一部であり、当該年の1月1日から12月31日までの間に新たに登録された結核患者及び潜在性結核感染症者と、当該年12月31日現在に登録されているすべての登録者に関する状況について、情報をとりまとめている。この情報は基本的に「結核患者」に関するものであり、結核の罹患数・罹患率、有病者数、治療状況、結核死亡者数などの情報を主として、起炎菌である結核菌の情報は塗抹陽性率、培養陽性数(培養陽性患者数)、薬剤感受性検査情報などに限定されている。しかしながら、定期に報告される結核菌薬剤耐性情報としては日本では唯一の報告である。

調査方法

結核登録者情報に記載されている情報のうち、新登録肺結核菌培養陽性患者での薬剤感受性検査結果を集計している。なお、この項目については従来任意での入力であったが、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の一部を改正する省令(平成二十七年厚生労働省令第百一号:平成二十七年五月二十一日施行)において、第二十七条の八第一項第四号中「病状」の下に「薬剤感受性検査の結果」を加えると明記された。

体制

結核登録者情報は、結核を診断した医師からの届出に基き、登録保健所の保健師が患者及び担当医師から情報を収集している。薬剤感受性検査データは病院検査室又は衛生検査所から得られているものと考えられる。個々のデータは全国の保健所からNESIDに入力されている。

今後の展望

結核登録者情報システムに基づく本サーべイランスは、すべての医療機関等から報告された新登録肺結核菌培養陽性患者の感受性結果を含んでいる。そのため、全国を代表するデータとして、有用と考えられる。今後の検討課題としては、薬剤感受性検査結果の入力率の向上(現状75%程度)、薬剤感受性検査の精度保証を全国的に実施する仕組みの構築、入力の精度管理等があげられる。