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グラム陰性菌での状況としては、近年、世界各国で大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌におけるカルバペネム(IPM, MEPM)への耐性率の増加が問題となっているが、日本では、大腸菌、肺炎桿菌におけるカルバペネム系抗菌薬への耐性率は1%未満と低い水準に留まっており、現在のところ増加傾向はみられない。一方で、大腸菌におけるセフォタキシム(CTX)などの第3世代セファロスポリン系抗菌薬及びレボフロキサシン(LVFX)などのフルオロキノロン系抗菌薬への耐性率は増加傾向にあり、特に重点的な対策が必要と考えられる。
Enterobacter cloacae及びEnterobacter aerogenesにおけるカルバペネム系抗菌薬への耐性率は1%台、緑膿菌及びアシネトバクター属菌における各種抗菌薬への耐性率は諸外国と同等以下と低い水準を維持している。特にアシネトバクター属菌のカルバペネム耐性については1から3%程度と低い水準にある。