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社会保険のレセプトデータを利用した小児の溶連菌感染症に対する抗菌薬使用状況の調査(調査期間:2012 年 4 月~2015 年 12 月)

小児の溶連菌感染症への抗菌薬処方状況に関する研究としては、JMDC のデータベースを用いて、18 歳未満で診断名に溶連菌感染症が付与されている患者を抽出し、抗菌薬処方状況が検討されている[文献 7 ]。5,030 の溶連菌感染症に罹患した外来患者に関するレセプトが調査され、抗菌薬処方は第 3 世代セファロスポリン薬が全体の 53.3%と最も多く、ペニシリン(40.1%)、マクロライド(2.6%)が続いた(表 88)。
時間外の受診はペニシリンが処方される独立した因子であり、小児科・内科以外の受診はペニシリンが処方されない因子であった(表 89)。
多くのガイドラインが溶連菌感染症に対しては 10 日間のペニシリンによる治療を推奨している。しかし、本研究では第 3 世代セファロスポリン薬が最も多く処方されていた。日本では 5 日間のセファロスポリンによる治療が好まれる傾向がある。