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社会保険のレセプトデータを利用した小児の急性下痢症に対する抗菌薬使用状況の調査(調査期間:2012 年 4 月~2015 年 12 月)

小児の急性下痢症に関する JMDC のデータベースを用いた研究では、18 歳未満で診断名に急性下痢症が付与されている患者を抽出し、抗菌薬処方状況が解析された[文献 8 ]。4,493 名のの急性下痢症に罹患した外来患者に関するレセプトが調査され、そのうち 29.6%が何らかの抗菌薬処方を受けていた。処方内容はホスホマイシンが最も多く(20.3%)、セファロスポリン(4.5%)、マクロライド(3.5%)が続いた(表 90)。
時間外の受診、細菌性感染症の傷病名、診療所への受診、小児科への受診で、抗菌薬が処方されることが有意に多かった。(表 91)。
本研究により、国内では抗菌薬としてホスホマイシンがよく用いられていることがわかったが、急性下痢症に対しては原則として抗菌薬は不要であるため、臨床医への啓発が必要であると考えられた。