15 薬剤を対象として調査を行った。犬及び猫由来株では 2017、2018 年ともアンピシリン(ABPC)及びナリジクス酸(NA)に対する耐性率が 60%前後と高かった。一方、ゲンタマイシン(GM)、カナマイシン(KM)、クロラムフェニコール(CP)、コリスチン(CL)及びホスホマイシン(FOM)に対する耐性率は 20%未満であった。ヒトの医療で重要な抗菌剤については、犬及び猫由来株で、セフォタキシム(CTX)に対しては 40%前後、CLに対しては 1.0%以下、シプロフロキサシン(CPFX)に対しては 50%前後の耐性率であり、メロペネム(MEPM)に対する耐性は認められなかった。