2011 年から 2015 年において、13 薬剤を対象に調査した。2015 年は、肉用鶏由来株ではジヒドロストレプトマイシン(DSM)、カナマイシン(KM)、エリスロマイシン(EM)、タイロシン(TS)、豚及び肉用鶏由来株ではオキシテトラサイクリン(OTC)、リンコマイシン(LCM)に対して 40%を超える耐性が認められた。一方、アンピシリン(ABPC)に対する耐性は認められず、ゲンタマイシン(GM)に対する耐性率は 10%未満であった。ヒトの医療で重要なエンロフロキサシン(ERFX)に対する耐性率は 6.8~20.2%であった。
* BC、SNM 及び VGM についても調査対象としているが、 BP が設定できないため、耐性率は掲載していない。
† CLSI に規定された BP。 § TS の BP は、 2010 から 2011 年は 8μg/ml であったが、 2012 年には 64 ug/ml に変更した。表中の耐性率は 64 μg/ml で算出した。