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データ元

動物由来薬剤耐性菌モニタリング(JVARM)

http://www.maff.go.jp/nval/yakuzai/yakuzai_p3.html

2012 年から 2017 年に 12 薬剤を対象に調査を行った。2017 年は、牛及び豚由来株ではアンピシリン(ABPC)、ストレプトマイシン(SM)、牛、豚及び鶏由来株ではテトラサイクリン(TC)、豚及び鶏由来株ではナリジクス酸(NA)、豚由来株ではコリスチン(CL)、クロラムフェニコール(CP)、トリメトプリム(TMP)に対して 50%を超える耐性が認められた。また、セフォタキシム(CTX)、NA 以外の薬剤において、豚由来株で牛及び鶏由来株に比べて高い耐性率が認められた。ヒトの医療で重要な CTX、シプロフロキサシン(CPFX)及び CL に対する耐性率は、それぞれ 3.3~8.9%、11.1 ~ 28.5%及び 0.0~52.0%であった。2016 年から、セファゾリン(CEZ)は CLSI の規定値の変更に合わせ、CL は EUCAST の BP を考慮して BP を低く変更している点に留意する必要がある。CL については、BP を変更したため、2016 年以降豚由来株の耐性率が 50 %以上を示したが、変更前の BP を用いた耐性率では増加傾向はみられていない。なお、CL は 2018 年に動物用医薬品としては第 2 次選択薬に位置付け、飼料添加物としては指定を取消し、使用を禁止したことから、これらのリスク管理措置の強化による今後の耐性率の動向を確認していく必要がある。
2012 年から 2017 年の耐性率の推移として、鶏のアンピシリン(ABPC)では継続した減少傾向が認められた。その他については耐性率の変動が見られるものの、一定の傾向は認められなかった。引き続き今後の調査結果を踏まえて判断していく必要がある。

グラフ
数値
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BP の単位は μg/ml。 * CLSI に規定された BP。 †-: 調査を実施していない区分。
§1 2016 年の豚由来株の CL について、 JVARM で使用していた微生物学的 BP:16 を採用した場合の耐性率は 2.9%。
§2 2017 年の豚由来株の CL について、 JVARM で使用していた微生物学的 BP:16 を採用した場合の耐性率は 1.6%。
このページは以下リンク先に基づいて作成されています。薬剤耐性ワンヘルス動向調査 年次報告書 2019Webサイト内容を使用される際は“薬剤ワンヘルス動向報告書から引用 “と注釈を記載してください。