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データ元

国立感染症研究所

http://www0.nih.go.jp/niid/

2015 年~ 2018 年に分離された Neisseria gonorrhoeae (淋菌)(それぞれ 618 株、675 株、982 株、1167 株)の薬剤感受性試験(EUCAST の判定基準に基づく;表 30 参照)の結果、セフトリアキソン(CTRX) 耐性率は 6.2%、4.3%、4.3%、3.5%であった。CLSI の基準でも耐性を判定される MIC 0.5μg/ml 以上の株についても 0.6%、0.4%、0.5%、0.3%存在した。スペクチノマイシン(SPCM)耐性株は存在しなかった。一方で、アジスロマイシン(AZM)耐性率は 2015 年では 13.0%であったものが、2016 年 33.5%、2017 年 42.6%、2018 年 43.9%と増加した。
CLSI では耐性基準が設定されていないが、23S rRNA 遺伝子変異株のアジスロマイシン MIC の分布から 2μg/ml 以上を示す株を非野生型と称している。参考値ながらも耐性率を調べたところ(参考資料(8)参照)、2015~2018 年ではそれぞれ 3.2%、4.0%、4.0%、6.3%の株が 2μg/ml 以上を示した。また、国内の臨床評価からはアジスロマイシン MIC 1μg/ml 以上を示す株は耐性とすることが妥当と考えられることから、その基準(R:≧ 1μg/ml)を採用した場合の耐性率は、2015~2018 年ではそれぞれ、11.0%、9.3%、11.2%、15.9%が耐性と評価された。他の 3 剤に関しては、セフィキシム(CFIX)耐性株が約 30~40%、シプロフロキサシン (CPFX)耐性株が約 70~80%を占めていた。ペニシリン(PCG)に対しては 80%以上が治療効果を望めない株であった。

グラフ
数値
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感受性・耐性判定は、 EUCAST (参考資料 8 ) の基準を用いた。 *括弧内の数字は、耐性と中間耐性の率の和。
EUCAST による耐性判定基準は、次の通り。 CTRX(> 0.125 μg/ml), SPCM(> 64 μg/ml), AZM(> 0.5 μg/ml),
PCR(> 1 μg/ml), CFIX(> 0.125 μg/ml), CPFX(> 0.06 μg/ml)
このページは以下リンク先に基づいて作成されています。薬剤耐性ワンヘルス動向調査 年次報告書 2019Webサイト内容を使用される際は“薬剤ワンヘルス動向報告書から引用 “と注釈を記載してください。